Saturday 10 January 2015

プロシン二日目

午前中はマクロ言語の話。TeX でのプログラミングの話とか懐かしいです。

招待講演の量子コンピュータの話は、情報系の発表とは少し違う毛色。

20km の光ファイバー上にfeed backで相互関係した光パルスを置く
それをイジングモデルと考えて相転移させる

ってはな話でした。feed back はAD/DAとFPGAを組み合わせて1μsecで応答させるらしい。

なんかQbitを書いて演算して読み出すみたいな方法だと既存の計算機に勝てないという定理があるらしく、量子コンピュータやってる人たちも大変だなと思いました。

D-Waveも、この光ループな計算機も既存の計算機と競争しなくてはいけなくて、赤ん坊とオリンピック選手を競争させる的なところがちょっとあるな。最適解に到達する格率とかの議論になってしまうとヒューリスティックなアルゴリズムと、もろにぶち当たってしまう。

量子シミュレーションみたいな既存の計算機アプリとは別な方向に行こうというアプローチもあるみたいですね。

でも、相転移を利用して量子的現象をマクロに観察すると言うのは面白いアプローチだな。

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