Saturday 29 October 2011

公務員の給料が高すぎるという人達

人事院勧告は同じような職種の給与を調べて、その平均とのずれを勧告してます。

公務員の給料が高すぎるという思う人は、平均より給料が低いか、より安い職種にいるかどっちか。

そして自分から商売をしてない人だと思う。商売ってのは人の給料が高い方が儲かるから、人の給料を下げたいとは思わない。

ビジネスが一種の等価交換で市場原理によって利益が出るとか、給与が労働対価だってのは、もうかなり古い考えだと思う。そういう風に思わせたいのだろうけどさ。実際には、80/20 ルールがあるわけだから会社の利益の80%は20%の人が生み出している。それに従って給与を分配するのが望ましいなんて思えない。そもそも計算できないし。公平な分配を計算できないのは、アロー定理だからね。

石油と原子力が今の経済の生産性の中心で、それは「労働の対価として手にいれた」ものとは異なる。これらは、モノポリーの給料とか、国家銀行の国債買取りと同じで、

 無からお金を生み出している

のだと思う。そこでどれだけのお金を生み出すかは、

 人がどれだけ消費するか、消費するべきか

にかかっている。消費の対象は何かというと、何回も議論しているけど、 自由エネルギー でしょう。

なので、公務員の給料は任意だとも言える。高くしても良いし低くしても良い。

持続型社会とか言うけど、時間を限定して考えるべきだと思う。もし、永遠に続く社会が本当に欲しいなら地球と人間を改造しないとだめ。人間は種としてのライフサイクルの最終段階に来ているからね。あるいは石油を消費する生物の段階の最終段階かな。 その種としての長さをどう調整するかと、お金を生み出す速度をどう調整するかは同じことなのだと思う。もちろん今までの技術革新とか生産性向上とかで考えるのもまだ有効かも知れないけど、もうずれが大きすぎる。

熱帯雨林を保護しないで放置すれば洪水が起きるわけだから、熱帯雨林は本当は対価を受け取るべき。そうでなければ誰も保護しない。焼き畑農業やられるより、その人達を都市に吸収してしまう方が良い。

徐々に人類の時間的な余裕はなくなって来ているわけだけど、ある意味では、今が黄金期であることは間違いない。そこで人類が何をするか、何を残すのかが問題。

公務員の給料が高すぎるという人達が、それをどう考えているのかは良くわからないが、とりあえず自分のできることを自分の考えでするべきだろうな〜

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