Thursday 30 June 2011

サマータイムマシンブルース

2005年? 当時評判は良かったはず。なんだけど録画はしたが観てませんでした。大学のSF研にこの手の乗りがあったことは否定しません。僕は周辺にいただけだけど。だから観なかったとも言えるな。Twitter で見掛けたので発掘して観てみました。

ハインラインの古典「時の門」や、広瀬正の「マイナスゼロ」流の古典的なタイムマシンものだと思う。それでネタばれ気もするが、そういう映画だし。

で、そういう映画としては丁寧に作ってあってよろしいです。

現状の Closed Time Line 解釈だと、こうなるんだけど、実は、多重度を入れることも可能。多世界解釈は自由度が大きすぎる。いずれにせよ問題は「それが起きるのか?」だね。一旦起きてしまえば問題ない。条件付確率だから。

Closed Time Line だとバクスターの「時間的無限大」なんだけど、それはパラドックスに関してはさぼっている感じ。小説ってのはそういうものだから、問題ありません。

工学系なんだよね? だったら、男女比率はあんなものです。つうか、あの万年助手はいったい何を研究しているんだ? 今だったら、パラドックスがあると世界が消滅するって言うのは、生起確率ゼロだから起きないってわかるんだけどさ。でも、消滅するっていうSFもあった。

と言うことは、もちろん、この映画は、SFファン向けってことですね。僕は、もちろんSFファンなので楽しみましたよ。

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