Sunday 19 December 2010

先輩

小学校までは、じっぱひとからげだし、受験勉強法教えてくれた家庭教師の先生にも別にインパクトがあったわけではないんですが…

中学に入ると、私学だからそうなんだけど、

 妙にできる高校生の先輩

がいる。あそこは、*大*運動会があるので、高校三年生が中一を指導するわけ。面白いよね。12才と18才の差は絶対的。しかも、超優秀なのがそろっている。あそこはネジが飛んでる奴も多かったが。

なんだけど、東工大に行ったら、

 同級生は、田舎もんばっかり

まぁ、そうなんですよ。全国から来るわけだから。もちろん、優秀な人が来るわけなんだけど、地方の優秀な人って、ある意味で競争にさらされてないよね。すごくのんびりしているわけ。

なんだけど、先輩達はやっぱりすごい。18才と23才の絶対的な差がある。でも、結局、学部の間の先生と過ごす時間ってのは、あんまりない。結局、同級生と勉強会とかが多くて、それも悪くはなかったが、もっと、近道があったと今では思います。

で、東大の大学院に入ると、

 博士課程の学生が超優秀

まぁ、当り前なんだけど。おそらく、日本で一番優秀な人がいる。企業的な「役に立つ」ではなくて、アカデミックに偏った形で。もっとも、京大ではないので、かなりお役人的な優秀さではある。つまり、論文通す技術的な優秀さですね。僕は、そう言うのとは相容れないので、実は、東大向きではなかったとは思いますけどね。

M1とD3の差は、年齢的なものを越えていると思う。そこには、また5年の差があるわけだけど、それだけではない。博士の学生は自分の戦力になって欲しいから、修士の学生に短期間で詰め込む。論文とかプログラミングとか。あるいは、rogue とか nethack とかも。学問的には一番の近道だと思う。ある意味で学問の王道かも。5年の差が一つのキーワードなのかも知れないです。

なので、研究室に博士課程の学生がいると良いと思う。思うけど、

 博士課程は、辛く厳しい割にリターンがない

いや、自分的に得るものは大きいとは思う。でも、それだけなんだよね。もちろん、うまくやっている人が多いんだけど、そうでない人も多い。幸せかどうかは、本人の気持次第なんだけどね。

グレーレンズマンじゃないが、

 博士取ったら、仕事してではなく好き勝手なことやって良い、予算も付ける

位でないと、博士課程に行くリスクを取る気になれません。

と言うわけなので、博士の学生は僕のところにはいません。でも、博士がいないと論文は出ないものだよな。戦力的に :-p いや、それは言い訳か。

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