Sunday 21 September 2008

留学

昨日はかっきーのドイツ留学の話を聞いて来ました。

修論の内容は、ちょっと物足りないと思ったが、学生が自分でテーマを探すとなると、そんなものかも。Question/Answer System の改良みたいな話だが、最近は、構文解析とかをなるべくしないで、統計的な情報を使うらしい。AI系の研究は微妙に後退している感じ。基本的な行動を復習しているのか。でも、そういう時に進歩があったりもするので... 計算能力の向上がAIにどの程度つながるか、まだ、わからないし。

日本では留学(交換留学を除いて)は就職に不利だってな話もある。日本は枠をはみ出た人間に冷たい社会だってことなんだよね。学部で留学して、日本の大学院に入るみたいな偽装も可能だが、虚しいです。戻って来ること自体が間違っているんだと思う。

かっきーは語学留学もしているわけだけど、言語を学ためだけなら、留学はそれほどコストパフォーマンスは良くないと思う。夕食時の会話レベルを上げるとかだと、留学になるのかも知れないが。

日本の文化の方がマイナーなことも確かだし、日本だと複数の文化に触れることは難しいので海外の文化に触れることは重要だと思う。ヨーロッパとかはアカデミズム自体を評価してくれるので学生の扱いも良いしね。「日本語しか話さない、日本の文化しか知らない」ってのは「英語しか話さない、アメリカの田舎の文化しか知らない」のと並行している。人と触れないと文化は体験できないので、留学は重要だと思う。

学生20人で6ヵ月というプロジェクト(多言語会話型エレベータ)をやっていたらしい。その規模のプロジェクトだと、かなり優秀なリーダがいないとだめだね。うちのUnix実験は、5-6人のグループで2ヵ月。それくらいで馴れてからだと、20人6ヵ月もいけると思うんだが...

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