Monday 2 June 2008

司政官全短編 (創元SF文庫)

うっかり買っちゃいました。1,500円?! なんだよ、この値段。実質再版(司政官+長い暁)でしょ? これと、「消滅の光輪」、「引き潮のとき」で全部そろうわけなんですが、消滅の光輪は持っているんだが、読んだ記憶がないです。「引き潮のとき」は買ってないです。「長い暁」も見送った記憶がある(自信なし、もっているかも)ので、そのために買ったようなものなんだが、ちょっと高すぎ。

眉村卓って割と期待されていた作家だと思うんだけど、司政官シリーズが代表作だと思うと、ちょっと悲しい気がする。「EXPO'87」の産業士官は、猛烈サラリーマン(だっけ?)の将来を見る感じで面白かったんだけど、司政官は、もっと弱々。

ロボット官僚というアイデアは面白いです。でも、いまだにこの程度のロボット知能を作ることは出来てない。第五世代プロジェクト自体が、そういう方向にとどめを刺したというところがあるんだけど、チャレンジする価値はあると思う。でも、10年ぐらいでは足りないでしょうけど。

そのアイデアを活かし切れてないのは、ロボットと官僚に関する理解不足からか?

まだ、全然読んでないんですが、SFマガジンで読んだ「遺跡の風」を読み直すのが楽しみです。

仮想の年代順に並べるのは疑問。でも、解説は充実してます。それでも、1,500円の価値があるかどうかは微妙。もっとも、2冊で、1,500円と考えるとそんなものか? 「引き潮のとき」も買おうかと考え中。

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