Monday 14 May 2007

留学時代の食事



90年ぐらいにイギリスのNewcastle upon Tyne にいました。Tyne 川添いにある、昔の工業都市。珍しく都市計画がうまくいった街らしく、街のド真中に牧場があったりする。地下鉄とかがあるのも珍しい。

当時は1ポンド220円位だったのだが(その後、がんがん下がる... 今は、同じくらいだね)、外食すると夜だと10ポンド越えることが多い。ちゃんとした夕食だと、15ポンドぐらいする。別に給料安かったわけでもないが、それにはつき合えないです。パブにいく方が安い。でも、あの頃は、そんなに酒のみじゃなかったしな。

大学の食堂は、学生用と先生用と分かれていて、僕は先生用を使ってました。おいしいと思ったのは「マッシュルームスープ」だけだ...

なんだが、スーパーか何かにいくと、ぶ厚いベーコン(脂肪抜き)10枚が1.5ポンドだったりする。卵、牛乳、バター、野菜、なんでも、安くておいしい。中華街にいけば、米とか味噌とかも問題なく手にはいるし。長期保存の牛乳とかでも、日本のよりおいしいです。

大学とアパートも近かったし、イギリスの広い部屋は(寒いが)居心地は良かった。ネットワークは9600bpsだったが、今と違って、WWWブラウズとかしないので、それで十分。

ってなわけなんで、基本的に自炊してました。だいたい、1時間で作ると決めていて、それで出来る範囲のものを作るという感じ。味噌汁もご飯も自分で作れば問題ないので、「日本食が恋しい」なんてことにはなりませんでした。日本料理屋さんにも行ったが、まぁ、イギリスなんで、推して知るべしってところだし。ただし、魚料理はほとんどしなかったな。イギリスで買った英語の料理本を使ってました。日本の料理書の内容って、凝りすぎだと思う。めんどくさいって思うものが多い。和食の本を送ってくれた人もいたが、結局、めんどくさいのが多くて、ほとんど作りませんでした。食材も合わないし。作り置きするもの(漬物とかお浸しとか)は苦手だったので、あまり作りませんでした。カレーとかパスタとか野菜炒めとか、ハンバーグとか、そ感じ。

必ずついている、オーブンも使いこなせませんでした。1時間中に使うのは無理だな。ディポーザーがあったのは珍しかった。鳥の骨とかも平気でバリバリ噛んでくれる。おかげで生ゴミの処理がないのは便利だった。あと、キッチンのセットに乾燥器付き洗濯機があるのも、すばらしい。料理しながら洗濯とか、布巾をそのままつっこんだりとか。このあたりは、イギリス人の合理性が良く出ている。

コンロは、ガスではなくてヒーター。なかなか温まらない。そして、冷めない。余熱してとか、早めに止めるとか、鍋を外すとかの技術がいるね。

ただ、キッチンが土間なのにはまいりました。タイル張りなんだが、朝、寒い。隙間風があるし。しかも、大きな穴が開いていて、大きな鼠が出る。(ゴキブリはあまりいない) まぁ、靴で生活する人達には、キッチンが外だろうとあまり関係ないんでしょう。

日本は、逆で、外食が安くて、スーパーの品質が悪く、値段も高い。そんなわけで、外食がほとんどです。

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