Thursday 2 November 2006

OS の課題、正しい質問



今年から C/Java の併用になってます。その分、課題が増えている。

必修なんだが4年次で残しているのが数名。そのうちの一人が「先生、Java 増やしても出来ません。Java 知らないので」「それじゃ、困るから、Java を追加しているんだよ」

でも、頑張ってやっているらしく、質問に来る。しかも、質問が正しい! 実は、正しく質問できるようになれば一人前なのだ。ちょっと、うれしいです。本当は、正しく質問できるくらいなら自分で解けるはずなんだけどね。

Java の課題で、ls に相当するものを作らせるわけですが、sort しろって書いてある。「でも、先生、既にソートされているようなんですが」。そう、どうも、Java の実装側では、ls を呼び出しているらしい。「でも、APIの仕様では、ほげほげだろ? だから自分でsortしないとだめ」

そこは納得したようなんですが、まだ、なんか言って来る。「sort は自分で書いて良いですか」。ふふ、「もちろん、だめ。ここに、Comparator を使うAPIがあるだろ」。「え〜、Comparator とか interface とか勉強しなければいけないんですか?」。そうだよ。その通りです。そのために sort しろって書いたんだから。

あと、「Eclispse では、テストコマンド用の引数はどこに書けばいいんですか?」それは、Run... のメニュー。「それで、ファイルコピーの例に使うファイルは、どこに置けばいいんですか?」。その質問も正しすぎて涙がちょちょぎれそうです。僕も、まさに、それを探したので。「絶対パスで書けばいいんだよな。でも、それじゃ逃げだろ?」

ちゃんと課題を自分でやれば、正しい質問が出来るようになるんだよな〜

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