Saturday 21 January 2006

ライブドアショック



もう一つ。こっちは、所詮、マネーゲーム。そこで、どう儲けるかは、実際にどういうものを生産するとか技術力がどうこうとかいうのとは関係ない。ルールは「既に儲けた奴が決める」わけであって、儲けるには「ルールの裏をかく」のはある意味当然でしょう。勝手にどんどんやってくれ。

日経ぐらいの情報しかないが、ライブドアの「犯罪」って、いろいろ読んでも

 「株式売買利益を資本移動とみなさず、利益として計算したことによる粉飾の疑い」

ぐらい。すみませんが、良く理解できません。利益を資本に入れるのはいいんだろ? 逆はだめなのか? 資産を売って利益にするとかはいいんだろ? 株式売買利益は実際にあったわけだよね? 利益を隠して脱税したわけでもないんだよね。結局は、誰かが決めた曖昧なルールに違反した「恐れ」を追求しているだけにしか見えない。

個人投資家が被害を受けたとかいうのも、全然、同情できない。「1千万円損した」とかいう話も出てたが、それ以上に儲けていたわけなんだろ? 損したのは自分の責任でライブドアのせいじゃないよね。株式市場の混乱も、東証の間抜けなシステム運営と証券会社のせいだし。

個人の株式投資自体は、結局、そういう風に投資されたお金は、結局は、開発や研究に廻る「はず」なので、悪いことだとも思いません。パチンコや煙草に使うより、ずーっといい。(酒は別です。酒はいいんだよ。いいんだってば... )

株式市場は、そういう投資先を投資者が選択する場なわけ。だとすれば、投資する方は研究開発にもっと詳しくあるべきなんじゃないか? 自分で理解できないなら、実際に研究開発している人にもっと話を聞けよ(金払って...)。投資は、それが成果にならないと結局は虚しい錬金術でしかない。実際に身を削って、ソフトや技術や物を作っているのは誰だと思っているの? 研究の90%は外れなので、投資者に損させるのも研究者の役割かも知れないし。10%にかけてくれるのはうれしいけどさ。

ま、大学の先生なんて、暇そうにしているようにしか見えんだろうけどね。特にコンピュータ関係は成果が見えにくいからなぁ。

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